累計金額ルールは、1回の注文ではなく、お客様がこれまでに購入した金額の累計で購入を制限する機能です。「おひとり様合計10,000円まで」のような上限を、注文をまたいで適用できます。
前提: 累計金額ルールは Full プランの機能です。利用するには、注文とお客様の情報を確認する追加権限の承認と、累計購入制限の有効化が必要です。累計個数ルールで有効化済みの場合は、そのまま累計金額ルールを作成できます。
注文を分けても、1人あたりの購入金額を制限したい
数量限定品や高額商品を、1人あたり一定の金額までにしたい
特定のコレクションの累計購入金額に上限を設けたい
1回の注文の中で判定するか、注文をまたいだ累計で判定するかが異なります。
比較項目 | 金額ルール・商品ごとの金額制限 | 累計金額ルール |
|---|---|---|
判定の対象 | 1回の注文(カート内) | 注文をまたいだ累計 |
設定できる制限 | 最小金額・最大金額 | 上限金額のみ |
判定のタイミング | カート変更またはチェックアウト | 累計はチェックアウト |
お客様の特定 | 不要 | 必要 |
対象プラン | Light プラン・Full プラン | Full プラン |
ルールを作成して集計を開始した時点以降の注文が対象です。過去の注文はさかのぼって集計されません。
注文の各明細のどの金額を合算するかを選択します。
集計する金額 | 合算する金額 |
|---|---|
商品定価合計(商品ディスカウント適用前) | 各明細の定価の合計 |
商品代金合計(商品ディスカウント適用後) | 各明細の定価から商品ディスカウントを差し引いた金額の合計 |
商品ディスカウントは、商品自体に適用される自動ディスカウントとディスカウントコードです。注文全体のディスカウント・送料・税は、どちらを選んだ場合も含まれません。
商品定価合計と商品代金合計の違いは、制限判定の基準金額でも説明しています。カート小計とお支払い総額は、累計金額ルールでは選択できません。
対象の商品ごとに別の累計を持たせるかどうかを選択します。
集計単位 | 累計の持ち方 |
|---|---|
ルール全体 | 対象商品すべての合計を1つの累計として数えます。 |
商品 | 対象の商品ごとに別の累計を持ちます。 |
バリエーション | 対象のバリエーションごとに別の累計を持ちます。 |
集計する金額、集計単位、対象商品は、集計を開始した後は変更できません。変更する場合は、ルールを停止して新しいルールを作成してください。対象商品に「すべての商品」を指定した場合、集計単位は「ルール全体」だけを選択できます。
「ログインを必須にする」を有効にした場合、未ログインのお客様が対象商品をカートに入れていると、チェックアウトを止めてログインを求めます。
無効にした場合の動作は次のとおりです。
チェックアウトで入力されたメールアドレスが顧客情報と一致する場合、累計に合算して判定します。
別のメールアドレスで購入された場合、その注文は累計に合算されません。上限を超えた購入を確実に防ぐ場合は、「ログインを必須にする」を有効にしてください。
未ログインのお客様には、購入済みの金額を表示できません。
画面 | 判定・表示される内容 |
|---|---|
商品ページ | あといくらまで購入できるかのメッセージ |
カート | カート内の金額がルールの上限を超えたかどうか |
チェックアウト | 過去の購入分を含む累計が上限を超えたかどうか |
過去の購入分を含む判定は、チェックアウトでのみ行います。商品ページの表示には、メインテーマで埋め込みアプリを有効にする必要があります。金額の上限からは購入できる個数が決まらないため、数量入力欄への上限の反映はありません。
上限金額とお客様ごとの累計値は、ルールを作成したときのストア通貨で保存します。
別の通貨でお支払いのお客様には、チェックアウトの判定とメッセージの金額をその通貨へ換算します。
商品ページのメッセージはストア通貨の数値のまま表示し、ストアフロントの表示通貨へは換算しません。
注意: ストアの通貨を変更すると、変更前の通貨で作成したルールは新しい注文を集計しません。累計値と上限は新しい通貨へ換算できないため、アプリ管理画面に表示されるバナーの案内に沿って、ルールを停止し、現在のストア通貨で作り直してください。
含まれるものは次のとおりです。
テスト注文
キャンセルした注文(累計から差し引かれます)
含まれないものは次のとおりです。
定期購入の継続注文(初回申込の注文までは集計されます)
顧客情報が紐付いていない注文
商品IDまたはバリエーションIDを持たないカスタム商品
商品ディスカウントで金額が0円になった明細
次の場合は、累計が実際の購入金額と一致しません。
一部返金、返品、注文編集による金額の変更は、累計に反映されません。
ルールを停止した後に発生したキャンセルは、累計から差し引かれません。
お客様が削除または統合されると、そのお客様の購入分は集計から消えます。統合先のお客様へは引き継がれません。
項目 | 上限 |
|---|---|
1人あたりの内訳 | 250件 |
集計中のルール | 20件(累計個数ルールと合わせた件数) |
作成できるルール | 50件(停止済みを含む。累計個数ルールと合わせた件数) |
内訳の上限は、商品別・バリエーション別で集計する場合に適用されます。250件を超えた後に購入された商品は、制限の対象になりません。
有効なルール1件につき、Shopifyのチェックアウトルールを1件使用します。チェックアウトルールは、他のルールや他アプリの分も含めて1ストアあたり25件までです。
集計の反映には数分かかることがあります。反映前の購入や、同時に進行したチェックアウトによる上限超過は検知できません。
お客様ごとの累計値を個別に調整する手段はありません。やり直す場合は、ルールを停止して作り直してください。
アプリをアンインストールすると、集計の設定も削除されます。
注意: 累計購入制限を有効にすると、無効へ戻すことはできません。制限を止める場合は、ルールごとに無効化または停止してください。
いずれの操作でも制限は解除されます。集計とお客様ごとの累計値の扱いが異なります。
操作 | 集計 | お客様ごとの累計値 |
|---|---|---|
無効にする | 続きます | 残ります |
停止する | 終了します | 残ります |
完全に削除する | 終了します | 削除されます |
無効にしたルールを再度有効にすると、最新の累計で制限が再開されます。
注意: 停止と削除は取り消せません。停止したルールを再開することはできません。
商品ページ・カート・チェックアウトのメッセージを、ログイン中のお客様と未ログインのお客様で個別に設定できます。
メッセージでは limit(上限金額)、purchased(購入済みの金額)、remaining(残りの金額)、productTitle(商品名)の変数を使用できます。使用できる変数は入力欄ごとに異なります。
金額の変数は数値だけに置き換わり、通貨単位は含まれません。単位はメッセージに記載してください。
メッセージは翻訳できます。
目的に近い設定例から始められます。